InternetExplorerの問題を切り分けする際に使えるもの

IEの障害切り分けする際に役に立つものを順に思いつくものをまとめてみました。
上にあるほど役に立つと思っているものです。ノンジャンル、雑多です。


■問題事象再現のための環境
各OSとIEバージョン環境の用意。apache/iis/sslサーバ。
問題事象再現・解析のためのプログラム能力。英語含む情報収集力。


■状況確認のためのツール
F12開発者ツール:HTML、CSSソース。ノード状態、通信の確認
ネットワークモニタツール:
IEHttpHeader、netstatwireshark(Network Monitor)、Fidder、straceなどを用途によって使い分ける。


■仕様確認
IE仕様:MSDNサイト/IEBlog
Webサイト仕様:HTML4/HTML5/CSS
その他仕様:JavaScript/Http/SSL/Flash/Windows/IME/Font/他ソフト
ライブラリ使用時はそのライブラリの仕様とソースコード


■ネット情報
google/bingなど検索エンジン
answers(日、英)/IE掲示板のログ(日、英)
同じ問題が上がっている場合があるのと、
レアケースと思ったことがレアかどうか、他の環境でも再現しているかのチェック用途です。


■Process Explorer
タブプロセス、フレームプロセスの識別。
メモリ使用量、スレッド状態、コールスタック、オブジェクト、DLLの確認など。


■起動オプション-extoff
プラグイン機能をオフにする。


■環境依存問題の確認
以下の操作が問題解消に有効であるケースが多い模様。
IEリセット。COMの登録しなおし(regsvr32)。再インストール。


デバッグ版wininet.dll
http://support.microsoft.com/kb/884931/ja
通信がオカシイや、通信時間、通信途中で発生しうる問題解決のため。
キャッシュ(index.dat)問題にも使える。


Internet Explorer Compatibility Test Tool
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc721845(WS.10).aspx
セキュリティに引っ掛かったかな?と思った時に、どのようなセキュリティに引っ掛かったかが分かる。


■Process Monitor
関数の呼び出しツリーを見ることが出来る。ETWのstackwalk。
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/cc163437.aspx


■各種デバッガ
シンボルサーバ設定必須。
Visual Studio/WinDbg/Immunity Debugger/OllyDbg/IDA Pro
例外の補足、変数、フロー確認のために使用する。


■IEDiag.exe
IE9付属のIE診断ツール


■UI Spy
UIオートメーション。見た目で何かあれば。